セーフティークライマー工法

建設ICT対応機械が誕生

高所急傾斜地でICT建設機械による施工が可能になりました!
※画像をクリックすると詳細を確認できます。

リモコンによる遠隔無人 斜面掘削工法

高所急傾斜地の切崩・掘削・整形・除根・モルタル取壊作業などに対応可能

特長

特長1【安全】離れた安全な場所からリモコン操作
高所急傾斜地における切崩しや掘削、整形、除根または既設モルタルの取壊し作業など完全な機械無人化施工を実現し、独自の高い施工性により迅速かつ安全な作業が行える技術です。これまで人力掘削や重機足場を併用した機械掘削の様な従来の工法では成し得ない箇所にも対応ができます。
特長2【工期短縮】人力作業を機械化施工により大幅に工期短縮
斜面対象面に沿ってV字形に張設したワイヤーに、斜面上でも稼働できるように改良し専用機を吊り下げて作業します。オペレーターは搭乗作業を行わず、しっかりとした足場を確保できる場所からリモコンによって遠隔操作します。
特長3【コスト削減】工期短縮の実現により大幅なコスト削減を実現
セーフティークライマー工法は無人化工法であり、安全性は格段に期待できます。
施工対象物の上部から横移動で掘削・整形作業を行い、斜面下部へと進歩していくため、整形仕上げの完了した箇所は順次、危険を伴わず保護工に取り掛かることができるので、大幅な工期短縮・コスト削減が図れます。
また、人力では除去できない根株や転石なども除去できるので、その後の法面保護工の品質向上にもつながります。

NETIS「準推奨技術」選定

平成26年度「推奨技術」・「準推奨技術」の選定について

国土交通省では、有用な新技術の活用促進と技術のスパイラルアップを目的として、事後評価を中心とした「公共工事等における新技術活用システム」を運用しています。
当該システムでは、公共工事等に関する技術の水準を一層高めるため、有用な新技術を対象に「推奨技術」「準推奨技術」を新技術活用システム検討会議(有識者会議)において選定し、当該新技術の普及啓発や活用促進等を行っています。
なお、平成21年4月から、「推奨技術候補」は「準推奨技術」に名称を変更しています。

「推奨技術」等の定義

  • 「推奨技術」
    公共工事等に関する技術の水準を一層高めるために選定された画期的な新技術。
  • 「準推奨技術」
    公共工事等に関する技術の水準を一層高めるために選定された画期的な新技術で、推奨技術と位置づけるためには更なる発展を期待する部分がある新技術。

「推奨技術」等の選考要件

  • 当該技術の活用により、従来に比べ飛躍的な改善効果が発揮される。
  • 従来にはない先駆的な取り組みであり、将来、公共工事等における幅広い活用が期待される。
  • 技術内容が画期的であり、将来的に飛躍的な活用効果の改善が期待できる(現状では、当該技術の適用範囲において活用の効果が従来技術と同程度以上であることを最低要件とする)。
  • 技術内容が独創的である等、国際的に先端を行く技術又は先進諸国への技術展開が期待される技術。
  • 技術内容の応用性、適用性、普遍性等が高く、国内の諸課題の解決への貢献に加えて、国際的な課題の解決など国際貢献に大きく資する。

有効な新技術の位置づけ

セーフティークライマーについてもっと知りたい!

どんなことができるの?

1 掘削

道路からの掘削が困難な5m以上の高所や、危険な急傾斜地

2 岩破砕

人力では難しい硬い岩盤もブレーカや補助工法を併用で可能

3 モルタル取壊し

老化や風化など、崩壊危険のある既設のモルタル

4 伐根

人力では除去できない根株も機械で除去

どんな機械を使うの?

斜面対象面に沿ってV字形に張設したワイヤーに、斜面上でも稼働できるように改良し専用機を吊り下げて作業します。
オペレーターは搭乗作業を行わず、しっかりとした足場を確保できる場所からリモコンによって遠隔操作します。

どんな現場で採用できるの? 適応範囲

  • 高所急傾斜地での掘削・整形・除根作業など
  • 掘削勾配70°・登坂勾配80°
  • 適応土質:土砂~軟岩Ⅰ,Ⅱ
         (中硬岩以上は補助工法を併用)
         コンクリート吹付面

ケース1:平均勾配が1:1.0より急であり、かつ掘削部の高低差が5m以上である。

ケース2 : 平均掘削幅wが2m以下である。

計算例 3.5+1.5+0.75+0.75+1.5+1.5+3.5÷7= 1.85m ≦2m

工法比較

左右にスクロールしてください。

新技術 従来技術 従来技術
セーフティークライマー工法 人力掘削(片切り) 高所法面掘削機による
掘削工法
工法概要 従来の掘削機による危険度の高い高所作業や、急斜面の切り崩し・掘削・整形・既設モルタル取壊し作業を、ラジコン操作により迅速かつ安全に施工する工法 斜面の切り崩し・掘削・整形・既設モルタル取壊し作業を、人力にて施工する工法 急斜面の切り崩し・掘削・整形・既設モルタル取壊しを機械作業で行う工法
経済性 立木アンカー設置  3箇所 254,280
岩塊・玉石混り土掘削    500㎥ 2,455,000
軟岩整形   1,000㎡ 1,688,000
total 4,397,280
岩塊・玉石混り土掘削 500㎥ 2,619,500
軟岩整形 1,000㎡ 2,226,000
total 4,845,500
立木アンカー設置 10箇所 938,880
岩塊・玉石混り土掘削  500㎥ 2,633,500
軟岩整形 1,000㎡ 1,688,000
total 5,260,380(搭乗掘削時)
評価
工程工期 約12日 約70日 約21日
評価
出来形 同等 同等 同等
評価
現場条件 掘削機を支えるアンカー、ワイヤーの設置が必要
【適応土質】
軟岩(ブレーカ併用)、レキ質土、砂質土、シルト、粘性土、有機質土
アンカー、ワイヤー不要 労働安全衛生規則により適用範囲限定 岩盤以外の施工面では直高5.0m以上の場合、勾配60°以下でなければ施工不可
【適応土質】軟岩(ブレーカ併用)、レキ質土、砂質土、シルト、粘性土、有機質土
掘削機を支えるアンカー、ワイヤーの設置が必要
【適応土質】 軟岩(ブレーカ併用)、レキ質土、砂質土、シルト、粘性土、有機質土
評価
設計条件 特に無し 特に無し 特に無し
評価 - - -
安全性 機械化ラジコン操作により、極めて安全。また、滑車の数を増やすことで各立木アンカーへの荷重を調整可能 高所危険作業を伴う。 機械施工のため安全性は向上する。主に搭乗操作で施工するが、操作の場合は安全性向上。特定の立木アンカーに荷重が集中する。
評価
備考 斜面上での縦横移動が容易。
無人化施工のため掘削、整形作業終了後、斜面上部より法面工が同時に着工可能
総合評価

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